努力の定義について、共通認識を作りたい

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目次

はじめに

例えば人から「努力が必要です」と言われた時、どう思うでしょうか。「確かに努力が足りていないか・・・」または「こんなに頑張っているのに!」など思うことはあるにせよ、「現在75%です」というように”努力のステータス”を考える人はなかなかいないのではないかと思います。この記事では「努力」とは?ということを他者と共有できるように再定義または共通認識を作っておきたいと思い作成しました。

努力とは?で調べてみると

辞書サイトなどでは「目標の実現のため、心身を労してつとめること」と出てきました。
ChatGPTに聞いてみると

努力とは、目標や目的に向かって、自分の能力や才能を最大限に活用し、困難や障害に立ち向かいながら、成果や成長を目指す過程のことです。以下に、努力の主な要素をいくつか挙げます。

  1. 目標設定:努力するためには、明確な目標が必要です。目標は自分が達成したい結果を指し示すもので、努力の方向性を決める重要な要素です。
  2. 持続性:努力は一度きりのものではなく、継続的に取り組むことが重要です。達成したい目標に近づくためには、継続的な取り組みが不可欠です。
  3. 自己改善:努力する過程で自分の弱点や改善すべき点を見つけ、改善する姿勢が重要です。自己改善を繰り返すことで、スキルや知識が向上し、目標達成に近づくことができます。
  4. 困難や障害への対処:努力する過程で困難や障害に直面することは避けられません。努力の本質は、これらの困難や障害に立ち向かい、乗り越えることです。
  5. 柔軟性:努力の過程で状況が変化することもあります。柔軟に状況に適応し、目標に対するアプローチを変える能力も努力の一部です。

努力は個人の成長や成功に欠かせない要素であり、目標達成に向けた行動や態度を意味します。努力は単なる過程ではなく、自己成長や達成感を生み出す重要な行動です。

だそうです。なるほど。

提案したい努力の定義

努力とは

「なりたい状態になる確率を上げる行動」

とここで定義させてください。少し例を挙げて説明したいと思います。

「なりたい状態になる確率を上げる行動」とは何か

例えば仮にAさんという人をモデルにしたいと思います。
Aさんは社会人20年目を迎えるシステムエンジニアです。Aさんは「高校野球で甲子園に出場したい」と思いました。
Aさんの「なりたい状態」は「甲子園球場で、高校野球全国大会に選手として出場している」ことです。
Aさんは野球のプレイ経験がほとんどないものとします。
さて、ではこの「なりたい状態」になるための”努力”とはなんでしょう?

  • ピッチング練習
  • 守備練習
  • 素振り
  • バッティングセンターに通う
  • 単距離ダッシュの練習

こういうものを思い浮かべた方も多いかと思います。ただ、私の提案する”努力”にはあてはまりません。
高校野球の全国大会に選手として出場する可能性が全く上がらないからです。
まず最初にすべきことは「高校野球の出場資格における年齢制限と撤廃する」「高校に入学する」というような
行動が挙げられます。0%から少しでも可能性が出てくる行動を”努力”としています。

無駄な努力

さて、仮にAさんは高校野球の年齢制限を突破し、とある高校に入ったとします。十分な野球の経験もなく20年以上が経過していました。ここからAさんは猛練習を積み、ピッチングでは時速100km程度のストレートを投げられるようになりました。この時点で、Aさんがなりたい状態「甲子園球場で、高校野球全国大会に選手として出場している」になる確率が0%から0.0002%になりました。確率が0ではないとはいえ、まず実現しない状態です。このように、確率の上昇が有意に認められないレベルの努力は「無駄な努力」と言えるのではないでしょうか。

まとめ

今後の共通認識のため、「努力」の再定義を提案させていただきました。「こんなに努力しているのに」とか「努力が足りない」「努力の仕方が間違っている」という会話が出てきたとき、それまでの行動によってなりたい状態になる確率がどう変動しているのか、計測してみると今後の行動へのヒントになるかもしれません。

バーマン
プロダクトマネージャー
ソフトウェア開発に長く従事しています。
・機械学習のサンプルコード作成
・生成型AIから調べたことのまとめ
・これまでのビジネスで経験したことのまとめ
を記事として作成させていただいています。
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